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赤ちゃんに泣かれても抱っこがしたい!の話

福岡に来て10日目のこと。そうちゃんは人見知りでいまだに抱っこさせてくれない。ほとんど毎日会っているというのに。わたしたちは焦り始めていた。

その2週間後、友人旦那にとって数ヶ月ぶりの一大イベント「父・一日自由時間」が待っていて、その日は友人とわたしでお世話をすることになっていた。それまでに、わたしとある程度遊んでくれないと、友達一人ですべてやらないといけない……このまま人見知りされてはやばい。

その日から、そうちゃんと意図的に距離を詰めることにした。

これまでは泣かれると胸が苦しくなるので、周囲をうろついて遊ぶにとどまっていたところを、泣かれてもスキンシップをする方向に変えた。後ろからも正面からも横からも触る。落っこちそうなぷにぷにほっぺを触る。

まずはお母さんが抱っこして、歌ったり縦揺れさせたりして、テンションが上がってきたところをすかさず抱っこチェンジするなど、だまくらかしたりもした。気づかれると泣いてしまうのだけど、泣いたまま少し抱く…で、母に返す、の繰り返し。

そんなことを続けて2日間ぐらい経ったころ、椅子に座っていたわたしに「だっこして〜」と向こうからやってきた。

歓喜

えっまじ?わたしなんかで良いんですか……?? 突然訪れたハッピーイベントに面食らうわたし。

そのとき「好きな男を突如落とすことができた、片想い女の気分」とはこんな感じなんだろうか。多少強引にでも、遠慮せずアプローチすればこんなにハッピーな気持ちが手に入ることがあるのか。とか考えていたと思う。つぎにそういう恋をする機会があれば、ぜひそうしてみよう。

無事にだっこをクリアしたので、ほっとするわれわれ。赤ちゃんには多少(あくまで多少)泣かれてもスキンシップを取ると仲良くなれるかもしれない、と思った。